ブレゲの伝統の詰まった コンプリケーションモデル トラディション について

ブレゲといえば天才時計師アブラアン‐ルイ・ブレゲによりあらゆる機構を生み出したメーカーです。

その機構をふんだんに詰め込んだモデルが「トラディション」です。

今回は独創的なデザインながらもブレゲの伝統を感じられる「トラディション」についてご紹介いたします。

ブレゲ トラディション オートマティック レトログラードセコンド 7097BB/G1/9WU スーパーコピー

かつて時計の製作依頼と共に代金の一部を先払いする制度でのみ販売された『スースクリプション』。

ブレゲが1796年に販売したこの有名なモデルをオマージュして設計されたのが「トラディション」です。

こちらはシリーズ初の自動巻きムーブメントを搭載した「トラディション オートマチック レトログラードセコンド」。

10時位置に扇形のレトログラード秒針を備え、

サファイアケースバックから覗くローターはブレゲが1780年に発明した自動巻き懐中時計の「ペルペチュアル」の分銅からデザインされています。

香箱を機械の中心に置き、テンプなどを周囲に配置したのが特徴で、

他のどの時計にも似ていない配列は、この時計ならではのもの。

時計の歴史と共に歩んできたブレゲの伝統を一目で表したモデルです。

ブレゲ トラディション は独創的なデザインとブレゲのスピリッツが詰まった機構が多いに感じられるモデルです。

ブレゲの経営権が1999年にスウォッチグループに移行します。

トラディションが発表されたのは2005年と経営権がスウォッチグループに移ってからの比較的新しいモデルです。

しかしながら、天才時計師ブレゲが誕生させた機構が多く含まれており、ブレゲ本来の伝統「トラディション」を味わえるモデルとなっています。

トラディションはブレゲのスースクリプションがインスピレーション源となっております。

スースクリプションとはブレゲ氏が行っていた販売方法で、手付として代金をもらいその手付けを元に材料を購入して時計製作を行うという注文販売の形式を指します。

トラディションはこのスースクリプションで販売していた懐中時計ムーブメントを忠実に再現したフェイスデザインとなっております。

ブレゲのスースクリプション方式時計は中央に香箱を置き、二番車とテンプが左右対象に配置されるという特徴があります。

本来なら裏側からしか見えないムーブメントを文字盤側から見えるというものは大きな特徴で魅力的ですね。

この文字盤からはブランドの伝統を感じられるブレゲが発明した機構を多いに堪能できます。

パラシュート機構がまず挙げられます。

パラシュート機構とはテンプの耐衝撃吸収装置のことを指します。

テンプの軸(天真)は極めて細いため時計が衝撃を受けた時、致命的な損傷を受けます。

これを防ぐために、天真の先端を円錐状にカットし、受け皿をつけ天真を支えます。

それにバネをつけた台に乗せることでテンプの受ける衝撃を緩和されるという機構です。

この機構は後世に開発されるあらゆる衝撃吸収の礎となります。

ヒゲゼンマイにもブレゲが残した革新的な機構が含まれております。

一般的なヒゲゼンマイ(平ヒゲ)は振動する時に左右どちらかに偏って振動するため天真に側圧がかかり、精度に悪影響を及ぼします。

ブレゲのヒゲゼンマイは巻き上げヒゲと呼ばれておりブレゲが開発したことにちなんでブレゲヒゲと呼ばれています。 

こちらはヒゲゼンマイの外端を持ち上げ内側に巻く方式をとっており、テンプの中心部がずれにくいという特徴を持ちます。

これによって同心円状に振動するため、天真が受ける側圧が小さいという特徴を持ちます。

また、ブレゲ針、コインエッジ、ギョシェ彫りなどブレゲのモデルらしいディティールも盛り込まれており、アヴァンギルドなデザインながらも、ブレゲのデザイン面での伝統もしっかり守られております。

まとめ

トラディションには様々なモデル展開があり、トゥールビヨンやミニッツリピーターなどブレゲが開発した機構を搭載し、ブレゲの真髄を詰詰め込まれたモデルとなっております。

是非手に取ってみてはいかがでしょうか。

ではまた!

「ブレゲの伝統の詰まった コンプリケーションモデル トラディション について」への0件のフィードバック

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